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奨学金で何百万も借りた後って返済大変じゃない?
結婚の時に奨学金の返済が残ってたら嫌だな
500万弱の奨学金であれば、無理せずに20代で返済を終える事が可能だよ
新卒で手取り11万のパートだった私ですが、20代で480万の奨学金を完済できました。
この記事では、20代で奨学金を完済する為に、大学卒業後の一年間でしたことについて記載しています。
れっさーぱんだの奨学金借用時の状況
利用目的 | 大学在学中の学費・生活費の為 |
組織名 | 日本学生支援機構(JASSO) |
奨学金借用期間 | 大学1年生~4年生(4年間) |
奨学金の種類と金額 | 第一種奨学金240万(無利子) |
第二種奨学金244万8千円(有利子) | |
月の借用金額 | 10万1000円/月(第一種・第二種合計。この金額から機関保証料の差し引き有) |
保証制度(人的保証or機関保証) | 人的保証は親に断られた為、機関保証(毎月の奨学金から保証料の差し引き有)を利用 |
れっさーぱんだの奨学金完済・資産1000万達成迄
満年齢 | 就労状況 | 資産状況 | 備考 |
22歳(3月) | パート (手取り月収11万) | 奨学金借用終了 | 大学卒業 一人暮らし5年め 仕送りなし 夢の為正社員にならず |
22歳(10月) | 奨学金返済開始 | ||
24歳(9月) | 正社員 | 夢断念 | |
27歳(11月) | 第二種奨学金完済 | ||
28歳(8月) | 第一種奨学金完済 | ||
31歳(10月) | 資産1000万超え |
この記事は以下の人におすすめです。
・奨学金を借りて大学進学することを考えているが、将来返せるのか不安な高校生
・我が子が奨学金を借りて大学進学する予定だが、我が子が将来きちんと返済できるのか心配な親御さん
・奨学金の借用が終了し、これから返済する新社会人
・奨学金返済中だが、早く返済を終わらせたい方
・日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を利用している方
奨学金の返済が残っている場合、返済金額を上回る貯金がないと資産としてはマイナスですね。結婚・子育て・老後等今後の事を考えても奨学金は早く返した方が気持ちが楽になります。
大学卒業時(3月)~返済開始時(10月)迄にする事
日本学生支援機構(JASSO)の貸与奨学金の場合、貸与終了から7か月後に返済が始まります。その期間にできることを紹介します。
奨学金の返済状況確認サイトを利用する
WEBでいつでも奨学金の返済状況が確認できるよう、奨学金貸与組織が実施しているサービスがあれば活用しましょう。例えば、日本学生支援機構(JASSO)から奨学金を借りている場合、「スカラネット・パーソナル」を利用することができます。
・借用した奨学金総額の確認
・次回の引き落とし日と金額の確認
・残りの返済金額の確認
・繰上返還の申し込み
これらをいつでもネットで確認・手続きする事ができ、返済計画を立てたり見直したりするのにとても役に立ちます。
月毎の生活費の予算をたてる
奨学金の返済が開始しても生活が成り立つ。それを可能にする為に、奨学金の返済額を含めた生活費の予算をたてましょう。予算をたてる事で、奨学金返済生活が現実的か、成立させる為には何が必要かも見えてきます。
例)れっさーぱんだの新卒当初の月毎の生活費
項目 | 金額 | 関連記事 |
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電気 | 3,000 | |
ガス | 5,000 | |
水道 | 2,500(定額) | |
スマホ | 2,000 | トーンモバイルの悪い口コミは本当?実際に10年使用し徹底解説! |
奨学金返済 | 21,085 | |
食費 | 25,000 | 【一人暮らしで自炊をしない方向け】ふるさと納税返礼品の選び方とおすすめ4選 |
雑費 | 20,000 |
手取り月収11万でもぎりぎり暮らせます。
当時は夢の為の勉強や練習またはパートで家を空ける事が多かった為、光熱費は抑えられていました。
さらに、交際費や美容代などは雑費としていますが、遊びに行く事もほぼないようなぎちぎちのスケジュールだったので低予算でもいけました。
また「夢の為の勉強や練習にできるだけ時間を割きたい」という目的があった為貧乏な生活は苦ではなかったのですが、特に理由もなく月収が10万ちょっとの仕事をしている方は、すぐに転職する事をおすすめします。
返済開始時(10月)
日本学生支援機構(JASSO)の貸与奨学金を利用しており、大学卒業の3月に満期で借用が終了する人は、同年10月から口座振替(リレー口座)による返済がされます。
繰上返済より月毎に決められた額を返済する事だけ考える
少し貯金があるからといってそのお金を繰上返済に回してしまうと、冠婚葬祭や体調不良による病院代など急な出費が出た場合困ります。また、もし働けなくなったらその月から生活費が足りないという事態に陥ります。
無理をせず、最初の数年は「月毎に決められた返済額だけ」を返すように心がけましょう。
繰上返済をするのは、生活防衛資金が貯まってから考えましょう。
万が一の時(病気や事故で働けない、仕事を辞める事になった等)に当面の暮らしを維持していくために備えておくお金のことです。
諸説ありますが、独身で就労している人の場合半年分の生活防衛資金はほしいです。
例えば、生活費が月11万とすると半年分の生活防衛資金は66万になります。
返済が難しくなったときの為の制度を知っておく
生活費の削減をしてもどうしても奨学金の返済ができないという状況も考えられます。
その際何も手続きせずに、返還期日がきてしまい返還できなかった場合、延滞金が課されます。
ですので、延滞する前に減額返還や返還期限猶予の制度利用を検討しましょう。
日本学生支援機構(JASSO)の貸与奨学金返済時に利用できる制度
【減額返還】
減額返還制度は、災害、傷病、その他経済的理由により奨学金の返還が困難な方の中で、当初約束した割賦金を減額すれば返還可能である方を対象としています。
一定期間、当初約束した返還月額を減額して、減額返還適用期間に応じた分の返還期間を延長します。毎月の返還額を減額するため、無理なく返還を続けることができます。
願い出るためには、提出いただく証明書が、一定の要件に合致しなければなりません。
1回の願出につき適用期間は12か月で最長15年(180か月)まで延長可能です。
(引用:日本学生支援機構(JASSO))
【返還期限猶予】
災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じた場合は、返還期限の猶予を願い出ることができます。そのような状態になった場合は、延滞する前にすみやかに手続きをおこなってください。
審査により承認された期間については返還の必要がありません。適用期間後に返還が再開され、それに応じて返還終了年月も先送りされます。 ただし承認されない場合は返還を継続する必要があります。
※返還期限の猶予は、一定期間返還期限を先送りする制度であり、返還すべき元金や利子が免除されるものではありません。
※将来への負担を少しでも軽くするために、月々の返還額を減額して返還する「減額返還制度」のご利用をおすすめします。
(引用:日本学生支援機構(JASSO))
まとめ
奨学金を20代で完済する為に、大学卒業後の1年間ですべき事は以下になります。
1.奨学金の返済状況をいつでも確認できるようにしておく |
返済状況を確認できるサイト(例:日本学生支援機構(JASSO)の場合:スカラネット・パーソナル)に登録する |
2.奨学金の返済を組み込んだ月の生活費の予算をたてる |
予算をたてる事で、漠然とした不安は解消される。返済生活を現実的なものとする為にやるべき事も見えてくる |
3.無理して早く返そうとしない |
現在の生活を安定させる事が第一。繰上返済は最初のうちは考えず、月毎に決められた額を返済する事だけ考える。少しお金に余裕ができてきたら生活防衛資金としてとっておく |
4.返済が難しくなったときの為の制度を知っておく |
延滞すると延滞金が発生する。返済が難しければ減額返還や返還期限猶予を検討 |
以上「大学時代の奨学金を20代で完済する為に、大学卒業後1年以内にする事」でした☆